かつてのインテル化するレッズ

「浦和けんか終戦「サッカーになってねェ」」

第33節第1日(29日、万博ほか)どん底の状態を象徴するような、浦和の終戦だった。G大阪に敗戦し、1試合を残してタイトルの可能性が消滅した直後、敵地へ駆けつけたサポーターの目の前で、GK都築がMFエスクデロに「おめえのはサッカーになってねーんだ」と吐き捨て、激しい口論に。DF坪井らが必死に2人を分けたが、あいさつの整列もできない姿が、チームのすべてを物語っていた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/081130/sca0811300504004-n1.htm

サポーターの目の前で仲間割れって。
一時圧倒的な資金で選手を取り捲り、それがなぜか期待通り活躍できず、チームが空転し優勝争いから脱落していく。
どこかで聞いたことある内容です。かつて、セリエAインテルがこれとそっくりでした。他チームからは選手クラッシャーなどと揶揄されるほど、名選手を取り捲り、活躍できずにチームは低迷。これをいったい何年続けたでしょうか?
バッジョ ロナウド ピルロ サモラノ レコバ ジョルカエフ シメオネ サネッティ。他にもベルカンプが在籍したことありますが、目覚しい活躍できずにチームを去っていきました。
今のレッズの試合内容を見て気付くことは、選手間の連動性がほとんどないことです。時々ディフェンスの選手の受け渡しすらミスることがあります。お陰でフォローのために無駄な走りをする羽目になり、終盤に疲れとともに崩壊するのです。
自力があることは誰もが認めるところですから、選手のモチベーションをうまく引き出す監督を呼ぶことがまずしなければならないでしょうね。
インテルは3シーズン連続優勝(1シーズンは繰り上げ)をおさめ、かつての勝ち切れないチームから変貌しました。レッズがインテルのように変貌できるか、サポーターでなくても注目しています。