またも任天堂マジック? 売れまくるトモダチコレクション

メディアクリエイトから、週間ソフト&ハードセルスルーランキングが更新されましたが、その1位を取ったのが、なんと「トモダチコレクション」でした。累計本数は実に89万本。ミリオン突破は確実の情勢です。

メディアクリエイト
「週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2009年8月24日〜8月30日)」

1 DS トモダチコレクション ETC 任天堂 090618 3,800円 79,849
2 DS ドラゴンクエストIX 星空の守り人 RPG スクウェア・エニックス 090711 5,980円 71,318
3 Wii Wiiスポーツ リゾート SPT 任天堂 090625 4,800円 46,303
4 XB360 ドリームクラブ SLG D3パブリッシャー 090827 7,140円 45,629
5 Wii モンスターハンター3(トライ)(同梱版含む) ACT カプコン 090801 7,340円 34,494
6 PSP ソウルキャリバー Broken Destiny FTG バンダイナムコゲームス 090827 6,279円 28,932
7 DS スパロボ学園 ADV バンダイナムコゲームス 090827 6,279円 27,928
8 DS 日本経済新聞社監修 知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS ETC 任天堂 090827 3,800円 21,018
9 PSP モンスターハンターポータブル 2nd GPSP the Best)(同梱版含む) ACT カプコン 081030 3,140円 17,703
10 PS2 薄桜鬼 随想録(限定版含む) ADV アイディアファクトリー 090827 5,040円 16,937

この「トモダチコレクション」は基本的には「環境ソフト」と呼ばれるジャンルです。
古くは「リトルコンピュータピープル」。日本では「アップルタウン物語」が始めだったと言えるでしょう。
ゲームの中の仮想世界を、キャラクターが勝手に生きており、基本的にプレイヤーは見ているだけです。
THE SIMS」という巨人がいるこのジャンルのソフトは、非常に面白さがわかりにくく、熱狂的なファンがいる一方で、初心者には何が面白いのかわからない代表のようなゲームでした。
しかし任天堂が出すと、あら不思議。ミリオンヒットです。Miiとリンクさせているとはいえ、そもそもこんなに売れるソフトでは無いはずなんですが。少なくとも他社で出しても、5万本売れれば大ヒットの世界と言えるでしょう。完全新作でここまで売って見せるのは、任天堂だけだと思います。
どうしてここまで売れるのか? 単にCMの量だで片付けてしまうのは、勿体無い事例だと思います。しかし情報雑誌を見渡しても、このソフトのヒットを分析したものはありません。みんな予想外すぎて、途方にくれているのでしょうか?
この潮流が、脳トレや、ぶつ森ニンテンドッグスなどの新潮流を生み出すのか、注目したいと思います。