無限航路クリア

無限航路が終わりました。
 SF−RPGという分野も珍しいのですが、さらに王道を行くスペオペとなると、さらに希少ですね。
 とにかく非常に気合の入ったいいゲームでした。
 各惑星のコロニーに到着すると、地表では雷で一瞬光ってたり、ゆっくり自転してたり、地上の風景も細かく変わってたりします。またトスカさんやチェルシーがオペレータにつくと、ちゃんとアナウンスが変わるなど、ディテールが非常に細かいです。
 だからこそ小さなマイナス点が気になりますね。以下に少しまとめます。

1 艦隊戦の操作性
  肝心要の艦隊戦で、敵の陣形が判り辛いのです。前衛、中衛、後衛といったマークだけ小さく表示されているのですが、攻守に非常に大事な部分なのに、わかり難い。
 敵陣形を上画面でもいいので、表示して欲しかったですね。

2 戦艦購入時に兵装がわからない
  戦艦の画面を二つに分割しているのですから、是非兵装も表示して欲しかったです。特殊攻撃なんてものよりよっぽどニーズがあったでしょう。

3 トスカさんを助けて
  なぜトスカさんを助けられないのでしょう? ユーリの成長にトスカさんの死が必要だったと言えるほど必要性がわかりませんでした。しかも、「近しい人の死による成長」という全く同じ構図を、ウォルで再びやってしまいます。
  こんな安易な方法でしか、人の成長を描けないとしたら寂しい限りです。ここはもっと別の形にして欲しかったですね。


気になったのは、以上3点だけです。他は非常に素晴らしい。
戦艦のモジュールを、ああでもない、こうでもないと頭を悩ませて設置したり、戦艦の癖を考えながら、このタイミングでこっちを買うか、それとも待ってあっちを買うか、と考えるのも楽しかったです。
 各キャラクターの掛け合いも楽しく、 特にジェロウ博士の空気を読まない数々のセリフは笑いました。

思い入れのある戦艦は、「アーメスタ級」です。初プレイは、これで青年編6章まで旗艦として運用しました。
キャラクターはヴルゴさんですね。その忠誠心と優秀なスキルに惚れました。

できれば操作性を改善させて、続編を遊んでみたいですね。
打上屋となったユーリが出てくる全く別のストーリーなど、いかがでしょうか?

プラチナソフトとしては、マッドワールドの売上的低調さが、この無限航路で元が取れる結果になったのではないかと思います。次のベヨネッタでさらなる躍進を遂げることができるでしょうか? 無限航路の続編のためにもそれなり結果を残すことを期待しています。