DS2が目指す第3のネットワーク

噂が広がっているDS2。いよいよ始まるゲームデベロッパーズカンファレンス2010(GDC2010)で、何らかの情報が出されるでしょうか? 今年も開催は、カリフォルニア州サンフランシスコのコンベンションセンターで、3/9〜3/13に行われます。情報が入ってくるのは、3/10(水)の午後くらいからになると思われます。
さて以前紹介した日経ヴェリタスに紹介されたDS2の情報ですが、またDS2の性能らしい情報が入ってきました。

特許第4406475号
【発行日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【発明の名称】携帯型データ送受信端末装置及びそれを用いた携帯型通信システム

任天堂の申請していた特許が、認められて公開特許として広報されたのですが、その内容がどうも「DS2搭載の強力な通信能力」に関するもののようなのです。

電話回線を使用せずに、手軽に無料で電子メール等のデータの送受信が可能な携帯型データ送受信端末装置及びそれを用いた携帯型通信システムを提供すること。

要するに「すれ違い通信」の拡張版で、次々端末同士がリレー式に通信を送りあい、メールのような情報を伝達するのですね。
電話回線を使わず、無料で構築されるネットワーク。夢のような話ですね。インターネット、携帯電話に続く第3のネットワークが出現するかも?
ちなみに画像の通り、この機能は、従来のDSに差し込むことで可能となるよう設計されておりまして、買い換えなくても恩恵に預かれるかもしれません。
丁度、「星空ナビ」そっくりの新型カートリッジが特許出願になりまして、上に載せた画像の、カートリッジ飛び出し具合も含めると、これが強化された通信カートリッジとして売り出されるんじゃないでしょうか?

「新型DS用?任天堂が新デザインのカートリッジを特許出願」

http://gs.inside-games.jp/news/223/22300.html

また、DSiで話題となっている「立体かくし絵 アッタコレダ」。
http://www.youtube.com/watch?v=h5QSclrIdlE&feature=player_embedded
顔を認識して、オブジョクトを変化させて擬似3Dを構成する発想力のゲームです。現在DSウェアで500円で買えるソフトですが、DS2になったらパッケージソフトとして発売して欲しいもんですね。
「なんで誰もやらなかったんだ?」「iPhoneならもっと凄くできる!」と評判になっているこのソフト。どうも既にカメラの情報に応じてテクスチャーを描画し、擬似3Dを創出する特許を任天堂が取っているようです。

特許第4425589号
【発明の名称】画像生成プログラム、画像生成方法及び画像生成装置
オブジェクトが配置された三次元の仮想空間の様子を、前記仮想空間における仮想カメラに基づく投影平面に投影変換し、描画領域に描画する

特許は名称の通り、画像プログラムと画像生成装置というエライ広範囲にわたる名称になってますから、カメラを使った擬似3Dのゲームは、iPhoneで作るときも気をつけないと抵触してしまうかもしれません。