3DS体験会に行ってきました。

1月9日の幕張メッセで行われた3DS体験会に行ってきました。
天気も良く日向にいると、かなり暖かくて良かったです。

ちとボケていますが、3Dカメラのブースでの写真です。
3D写真はとっても簡単に出来上がってしまいました。と言うかボタンを押すだけで即座にできます。残念ながら3Dボリュームで深度を変えることはできません。
ご存知のとおり、3Dボリュームが3DSの機能の特徴のひとつになっています。この3Dカメラに限らず、3Dボリュームがゼロになると、パッと2D専用画面に切り替わる機構が備わっているようで、一瞬画像が途切れて切り替わるのが確認できました。



個別のソフトを見ていきましょう。
パイロットウイングス リゾート
個人的に、もっとも3D表示の恩恵をあずかれるのではないかと予想していたソフトです。
遊んでみて、やはりその通り。輪っかをくぐるのもおそろしく簡単に。深度がスムーズに変化していきますので、単純に手前の画像、真ん中の画像、奥の画像と並べた3Dよりずっと空間が把握できました。
 
リッジレーサー3D
これも奥行きがスムーズに描写されるため、臨場感がかなり良くなっています。しかし他のソフトと並べてみると、グラフィックレベルが一段低い。もっと頑張って欲しかったと思います。
 
ストリートファイターIV 3D EDITION
9日のプレゼンでご覧になった方が、多いかもしれません。グラフィックレベルの高さもさることながら、充実の対戦環境、観戦が行える凄い精度のマッチングシステム、スイッチが切れるまで遊べるダウンロード機能と凄い気合の入ったゲームです。プレゼンもうまく、格闘ゲームが苦手な私も思わず購買意欲が沸いてくるほどでした。
 
DEAD OR ALIVE Dimensions
本家帰りした正統派格闘ゲームになってました。動きがキビキビと早く、胸の揺れなど見る時間がありません。(^^;) しかし3Dで何か変わったかと言うと、ストリートファイターほどその必要性を感じなかったのが残念です。
 
Winning Eleven 3DSoccer
リベログランデを思い出す一人称ゲームっぽく変化していました。手の中に小さなフィールドが広がっているような感じです。サッカーという空間を制覇するスポーツならではの面白さがあったのですが、いかんせん小さすぎる。3DSではなく、3D対応のデカい画面でやりたいと思った唯一のソフトです。
 
nintendogs + cats
前作をまったく知らないソフト。任天堂のゲームとしては、パルテナよりグラフィックに気合の入った脅威のソフトです。なんと言うか、母性と言うか父性と言うか、変なスイッチが押されて思わずニヤニヤしてしまいます。これは確実に売れますね。女性や子供への訴求力がとんでもないソフトです。
 
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
もの凄い人気ソフト。なんでこんなに人気があるんでしょうか?

写真で見えるでしょうか? 体験時間は最長の8分間です。でも8分程度じゃ、短すぎて3Dで疲れるのかどうかは全くわかりません。
体験時間が長いせいなのか、とにかくいつだって人だかりでした。予想通りハイラルの世界への没入感が物凄かったです。でも私は是非新作を見せて欲しかったですね。
 
METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D
オートデモだったMGS3。実は一番3Dがきつい設定でした。お陰で、一番手前に何か飛んでくると、クロストークが発生するくらいです。コナミカプコンのブースは、スタッフの人たちが常にプレイをする人たちを観察して、感想を聞きだして表に書き込んでいるのが印象的でした。
 
STEEL DIVER
宮本氏が作った潜水艦ゲーム。なんで今時潜水艦? と不思議な感じがするほど、2Dバージョンは懐かしさを感じる手触り。しかし潜望鏡モードをやってみると、ジャイロセンサーの優秀さが実感できるゲームでした。
 
バイオハザード リベレーションズ
脅威のグラフィックが事前にわかっていた本作。本当にグラフィックが良かったです。3D表現は、奥行きを重視する形でしたが、それほど3D表現は強くありませんでした。しかし音の良さも手伝って、臨場感が半端じゃないです。タッチパネルで視点変更も行えるなど、非常に操作体系が洗練されていました。タッチパネルの視点操作は、思った以上に簡単、スムーズ。みんな指でタッチしていたのですが、DSの時より感度がかなり良かったせいで、特に困ることがありませんでした。
時間があっと言う間に過ぎてしまうほど、今の時点で面白いです。このソフトの狙い、ホラーゲームへの回帰だそうです。なるほど、確かにそれは成功しつつあるようで、通路の曲がり角は、思わず覗き込もうと3DS本体を傾けてしまい、クロストークが発生するのを見て、慌てて持ち直すことが何度もあったくらいです。思うにジャイロを生かして、動かすと視点が動くモードがあると良かったかもしれません。
私も最初は「ジャイロセンサーで、本体をぐるぐる動かすなんてタルいじゃん」とか「そもそも3D表示と相性悪くね?」とか思ってたのですが、今回の体験会で、その考えを改めました。3DSの世界に没入すればするほど、スライドパッドなどで操作するより体がまず動いてしまうのです。ジャイロで体の動きに合わせて操作できた方が、むしろ実際の動きに合ってるのではないでしょうか?
 
・新・光神話 パルテナの鏡
グラフィックがちょっと見ない間に恐ろしくレベルが上がりました。難しくなりそうな操作を簡単にするために、試行錯誤したのがわかります。
しかしスライドパッドで動かしながら、右手で照準。Lボタンでショットと言うのは、3DSをホールドするのになかなか難儀しそうです。実際、体験会で唯一3DSは固定で、来場者は座ってプレーする方式でした。

待ち時間に、操作説明をするビデオが流れているのですが、女神パルテナとピットの掛け合いが面白くて、終始が笑いが耐えない場所でした。
 

さて3Dは、各社それぞれ個性が見えます。なんでもかんでも3Dするのではなく、あくまで雰囲気作りに留めるバイオリベレーションズか、とにかく色んな物が飛んでくるMGSやパルテナなどその使い方は様々。私は雰囲気作りに徹するバイオリベレーションズが特に気に入りました。プレゼンによると、様々なフィールドが用意されているようですが、廃墟と化した客船を探求する体験プレイは、かつてのバイオの正統進化と感じました。
これから3Dを各社がどのように料理していくのか、実に楽しみです。