1月27日に何が起こる? 任天堂とソニーが激突

1月27日(木)に例年通り任天堂は第3四半期決算発表会を行います。

追記:申し訳ありません。27日は決算短信の公開で、決算発表会は1/28でした。訂正いたします。

去年の1月28日に行われた決算発表会では、ラストストーリーゼノブレイド、METROID : Other Mが公式にアナウンスされる極めて異例な発表会でした。それまで秋に行われていた「任天堂カンファレンス」をスキップしての発表で、任天堂が焦っているのではないかと予測したのですが、「Xbox特命課」の動向もそれほど業界にインパクトを与えずに終わり、任天堂3DS発表に向けて力を温存しただけで今年の攻勢に至ります。
そこにソニーが「PlayStation Meeting 2011」をぶつけてきました。

任天堂vsソニー激突!3DSに対抗、新PSPの凄い中身」
ソニーは27日、都内のホテルで、ゲームソフト開発会社向けの大型イベント「PlayStation Meeting2011」を5年半ぶりに開催する。
過去の同イベントではソニーのゲーム機に関する重大発表が行われている。直近の2005年7月のイベントでは「プレイステーション3(PS3)」が初披露され、04年7月にはPSPが初めて公開された。
いずれも任天堂の新製品の対抗機種がイベントに登場しており、今回も3DSの対抗機種となるPSP2が初お披露目されるとみられている。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110123/ent11012300420001-n1.htm

わざとぶつけてきたのかは、定かではありません。
しかしPS3のお披露目以来5年ぶりのメディアブリーフィングを開くと言うのは、それなりの発表が用意されていることは間違いないでしょう。これまで噂でしかなかったPSP2の発表がされると予想されるのも無理からぬことです。3DSが初めて迎えるクリスマス商戦前に発売できなければ、携帯ゲーム市場でのシェア獲得は絶望的なだけに、今年秋のPSP2発売というロードマップを崩すわけにはいかないわけですね。
でもその場合、いったいどのようなPSPが発表されるのでしょうか?
海外で壊滅的となっているPSPの現況を考えると、無理に互換性を維持するのはあまり効果がある戦略とは思えません。そして現在のPSPの高性能、多機能という戦略から言っても、3DSと同等以下の性能を載せるわけにはいかないでしょう。むしろ、iPhoneスマートフォンなど競合する高性能機種は多いだけに、見劣りしない性能向上は当然の必須事項と言えます。
問題は、性能向上以外のインパクトです。
3DSは「裸眼3D」というわかり易いストロングポイントを提示してきました。本当の狙いは通信機能の強化のようですが、「裸眼3D」のインパクトは申し分ありません。PSP2は、「裸眼3D」に匹敵する何かを提示する必要があり、それが今度の「PlayStation Meeting 2011」で明らかになると思われます。
突然沸き起こった天王山。1月27日に注目しましょう。