吊し上げられるグリー

5月8日に行われたグリーの決算発表。タイムリーに松原仁消費者担当大臣が、「射幸心を煽るものであることは間違いない」と切って捨てたお陰で、ひたすら防戦一方の展開になりました。

「グリー決算発表の質疑応答でコンプガチャに対して質問攻め 回答は「コメントできない」の連続」
http://getnews.jp/archives/207346

上記ガジェット通信では、極めて音量が小さいながらも、その緊迫したやり取りの動画を公開しています。見所は、副社長の山岸広太郎氏ですね。半分眠ってるみたいな目が、笑ってません。と言うか、微妙にキレてるように見えるのは、この人の持ち味なんでしょうか?
一番の突っ込みどころは、やはりこれでしょう。

山岸:現時点では射幸性を煽(あお)るということは目的としていない。

いやいやいや。
じゃあ何を目的にガチャシステムを導入したんですか? コンプガチャシステムを導入したんですか? 普通のアイテム課金より射幸性を煽って、課金させるためじゃないですか。その言い訳は、事ここに至って通じないでしょうに。
そういう表面上だけ取り繕ったこと言ってるから、消費者庁がブチキレちゃったんじゃないですか?
 
ただ、追求しているマスコミに違和感があるのも事実です。「あなたたち、今まで散々グリーを持ち上げてきましたよね? まともに報道してたの日経新聞電子報道部の井上記者だけでしたよね? なにその手のひら返し」
まぁ、いいです。ついに臨界点を超えたと言う事なんでしょう。
 
■5月9日は、今度はDeNA社の決算発表
明日はモバゲーのDeNA社の決算発表が行われます。

・発表予定日時
2012 年5月9日(水) 15 時以降
決算短信、資料は当社ホームページ「IR・投資家情報」に掲載いたします。
 
・決算説明会
日時:2012 年5月9日(水) 16 時〜17 時
(翌日動画配信)
http://www.dena.jp/ir/

グリーは今回のコンプガチャ規制の情報が出てから、「真摯に対応する」と発表してきましたが、DeNA社はノーコメントを貫いてきました。どんなコメントを発表をするのか、注目です。