マジコン裁判:ついにスペイン陥落 任天堂が逆転勝訴、ヨーロッパ制覇へ

世界で問題になったマジコン。ヨーロッパではオランダ、イギリス、ドイツ、イタリア、ベルギーで任天堂が勝訴。フランスでも一審敗訴しましたが、その後逆転勝訴していました。最後に残ったのがスペインです。今回、任天堂のプレス発表で、そのスペインで逆転勝訴したことが判明しました。

ニンテンドーDS用装置の販売者に対する刑事摘発について」
このたび、ニンテンドーDSに施された技術的制限手段(セキュリティ)を回避してコピーゲームの起動を可能にする、いわゆる「マジコン」と呼ばれる装置の販売者に対する、刑事摘発が行われましたのでお知らせします。
 
マジコンの販売等行為を違法とする判決は、日本以外の各国(韓国、台湾、イギリス、イタリア、オランダ、ドイツなど)でも相次いで出されており、一旦はマジコン販売業者に「無罪判決」が出されたフランスやスペインにおいても、その後「有罪」とする判決がなされ(フランス:平成23年9月、スペイン:平成22年10月及び本年4月)、その一部は既に確定しておりますので、併せてお知らせします。
 
http://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2012/120530.html

ソーシャルゲームの騒ぎの影で、4月に判決が出ていたのですね。
これで、ヨーロッパは任天堂の完勝であります。フランスがまだ結審しておりませんが、この流れで逆転される可能性は少ないと言えるでしょう。
日本では、今回のプレス発表のとおり、刑事事件での摘発が始まりました。ダウンロード罰則化の動きもありますし、マジコンはこれからさらに、追い詰められていくことになるでしょう。