<G20>韓国の捨て身の反撃に気をつけろ

日本が韓国に「国家賠償請求」する日。

こんな言葉が出てくる日が来るとは思いませんでした。10年ぐらい前には、考えられなかったフレーズです。でも遂に来るのですねぇ。感慨深いものがあります。

「資産売却なら韓国政府に賠償請求へ 元徴用工問題」

資産売却で日本企業に損害が生じた場合、「国際法違反を是正しなかった韓国の国家責任」を問い、企業の損害額に応じて国家間で賠償を求める方針だ。国際法違反行為に関する国家の損害賠償義務は、2001年に国連国際法委員会が採択した国家責任条文で明文化された。

https://www.excite.co.jp/news/article/Mainichi_20190621k0000m010251000c/

 

既に当ブログで指摘したように、反撃は「一撃で決着を決める覚悟が必要です」。少しずつ手段を増やし、だらだらと2年も3年も続くような形は日韓双方にとって最悪です。周辺事情は激変を重ねており、日本は韓国にそこまで構ってる暇はありません。

「徴用工問題での日本の「報復措置」に戦々恐々の韓国」

特に韓国にとって最も辛いのは、半導体製造に欠かせない「フッ化水素」など核心素材と部品の韓国への輸出が規制されることである。

https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20190503-00124628/

 

よく反撃手段として出てくる「フッ化水素の輸出禁止は、WTO違反になる可能性があるので、諸刃の剣でした。でも、国家賠償請求に伴う措置として「報復関税100%」などの手段で、同等の効果を行うことが可能になるのですね。

 

■しょっぱい反撃「腕叩き」をやってくる?

8月にも現金化が予想される募集工(徴用工)問題。G20での日韓首脳会談は、韓国の能天気な期待に反して、見送りが濃厚です。

 

「未定のG20日韓会談「日本が積極的でないならこだわる理由ない」

韓日首脳会談は今回、略式会談または立ち話程度にとどまる可能性が高くなった。

大統領府関係者は「今回の韓日首脳会談は徴用判決の問題とは別個」だとした上で、「日本が会談に積極的でないなら、我々もこだわる理由はない」と述べた。

https://news.livedoor.com/article/detail/16659298/

 なんでこんな分かり易い「負け惜しみ」みたいな言い方をしてるのか謎ですが、会って成果がない会議をしても意味はないでしょう。むしろ「請求権協定に基づく協議が条件だったが、その条件を撤回させた」と言って、文大統領の外交成果になりかねません。

 ただ、それでも上の記事に書いてある「立ち話程度」が曲者です。韓国側が無理やり成果をひねり出すかもしれないからです。

 

「文大統領の腕をたたくのは非礼?中国外相の行動が韓国で物議=「韓国を見下している」「国の品格がガタ落ち」2017年12月15日

ある外交消息筋は「西洋ではドナルド・トランプ米大統領らが外国首脳の腕や肩をたたいて親しみを表現することもあるが、東洋ではあまり見られないこと。さらに外相が公式の場で国賓として招待された外国首脳の腕をたたくことは理解に苦しむ」と指摘している。

https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20171215023/

「そんな外交ルールあったかな?」と日本人なら首をかしげるでしょう。

まぁ日本側の感覚はともかく、韓国は相手の肘の後ろを叩くのは「非礼」だと認識しているわけですから、今回会えなかった意趣返しとばかりに、握手の時に安倍首相の二の腕を叩いてくるかもしれません。

他国にやられたら「外交非礼だ」と騒ぐのに、日本にやってくるかと思うかもしれませんが、上の記事を見てください。「韓国を見下している」とあるように「日本を見下してる」表現なら、なぜか韓国では問題になりません。むしろみんな「よくやった!」と大喜びです。

今の文大統領は、外交得点を稼ぐためなら何でもやってくる可能性がありますから、安倍首相はたとえ握手をする時でも細心の注意を払って、くだらなくても韓国の反撃に気を付けて欲しいですね。