ついに出た最後の言い訳「核実験よりマシ」

ついに原子力事故の評価尺度が「レベル7」という最悪に達した福島原発事故
いつか出てくるかもしれないと思っていた最後の言い訳は、毎日新聞が報道しました。発言者は医療放射線防護連絡協議会の菊地透・総務理事。政府の対応の遅れを指摘しつつも、こんなセリフを。

「福島第1原発:最悪評価、世界に衝撃…レベル7」2011年4月12日
政府が公表した37万〜63万テラベクレルという放射性物質の放出量について、菊地さんは「1950年代以降に米ソなどが実施した大気圏内核実験による汚染に比べれば、わずかなレベルだ」との見解だ。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110413k0000m040105000c.html

いやいや。比較対象が核実験レベルの事故だったと言った方が、衝撃的だと思うのですが。
核実験よりマシと言われて、誰が安心しますかね?
壊れてはいけない原子炉格納容器に破損がある可能性も指摘されており、原発事故はゆるゆると悪化を続けているように見えます。汚染水の除去がうまくいって、各原子炉の破損が最小限だといいんですが。