新生狛江をつくる会のビラは正しいのか?

以前のエントリで考察した、新生狛江をつくる会のビラについての続報です。
今回は東京都総務局発行の「平成15年度 類似団体別市町村財政指数表」を使って検証します。
新生狛江をつくる会のビラと狛江市作成の資料で、もっとも差が出ていたのが、平成15年の経常収支比率です。東京都の資料ではどうなっているでしょうか?

この資料の16、17ページの見開きに、東京都の市町村における財政をまとめた一覧表があります。

横に長いので、肝心なところを抜き出します。平成15年度の狛江市の経常収支比率はいくつになっているか、見てみましょう。


上から2番目が狛江市です。98.7%。やはり100%を切っています。
これで狛江市出版の資料、東京都発行の資料で、いずれも平成15年度の経常収支比率が100%を下回っていることがわかりました。
どうやら新生狛江をつくる会の出しているデータは、信用性に欠けるもののようです。

選挙では相手陣営の問題点を突くことも必要になります。しかし自分たちの都合のいいように数字を操作するのは本末転倒と言わざるを得ません。
ちょっと私には伊藤候補に投票する選択は、取れなさそうです。