2007年ゲームソフト爆死復活ランキング

メディアクリエイト「2008テレビゲーム産業白書」が出版されました。
三つ巴のゲーム機戦争最初の一年の結果がわかります。
既に様々なサイトで検証が行われていますが、こちらでは初週に爆死してしまったソフトに注目しました。
これらのソフトの中で、奇跡の復活を遂げたソフトはどれほどあるのか?
爆死判定は初週5万本以下でランキングにしてみました。

ランキング50位に入ったのは、Wiiが20本、PS2が19本、PS3が8本、Xbox360が3本でした。
WiiPS2が本数的に拮抗していますが、表をご覧になればわかるとおり、上位をWiiソフトが占めています。
Wiiのソフトはスロースタート型と言えるでしょう。

個別のソフトを見ていきます。
見事1位を獲得した「Wiiでやわらかあたま塾」は復活本数20万本というダントツの成績です。また、Wiiロンチタイトル「エキサイトトラック」も、2万本割れから、5万本を超える復活本数をマークしました。
見事なのがWiiマリオストライカーズチャージド」。2万8千本という爆死から、10万本の大台に乗せています。
またセカンドとしてアリカが開発したエバーブルーシリーズの新作「フォーエバーブルー」は、バグ回収騒ぎで出遅れながらも36位に乗せ、累計販売本数5万本に到達しました。

しかしこのランキングで目立つのは、実はサードパーティーの爆死ソフトです。
ランキング2位につけたPS2の「プロ野球スピリッツ4」や、デキの良さが口コミで伝わり、じわじわ売上げを伸ばした「バイオハザード4Wii」。ナルト、ワンピース、ドラゴンボールガンダムといったWiiの原作付き爆死ソフトが見事な復活を遂げています。
PS2ではカプコンコーエーセガのベストプライスソフトのランキング入りが目立ちます。
PS3Xbox360のソフトもランキング入りしていますが、脅威の復活劇と言うには、少し物足りない順位のようですね。50位にPS3アンチャーテッド」がランクインしていますが、累計でも4万本に到達できなかったのは、ソフトのデキを考えると寂しい結果と言わざるを得ません。

携帯ゲームソフトの爆死復活ランキングも作りました。予想通りDSのソフトのオンパレードです。詳細をお楽しみに。