遂に3DSが登場! 対してPSP2は?

6月15日からアメリカはロサンゼルスで始まったE3で、ようやく「ニンテンドー3DS」が発表されました。
立体視に関しては、業界人含めて絶賛の声が上がっており、そのデキは驚異的なものがあったようです。

アメリカ、ロサンゼルスで開催されているE3を視察に来ています。
昨日、いよいよ公開された 3DS を3時間も行列して触ってきましたが、なんといったらいいのか。もう、超ヤバイです。ゲーム業界人は、1分でも1秒でもはやく体験したほうがイイ。でないと、ヤバイ。
http://torotiti.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/3ds-3ds-4d63.html

 週刊トロステーションを作成している南治氏は、手放しで絶賛。

「E3 2010特別編 任天堂の発表会詳報&3DS実機レポート」
3DSで使われている裸眼立体視対応液晶は、800×240ドットのワイド画面。実際には、横方向で1ラインおきに左右の視差を表示し分ける「視差バリア方式」と思われるディスプレイだったので、横方向の実解像度はさらに半分の400ドットになる。
 数字を見せると「低解像度で荒そう」と思われそうだが、むしろ印象はまったく逆だ。会見後にプレスリリースを見て、数字を確認するまでは、こんなに解像度が低い映像とはとても思えなかった。グラフィック性能が進化し、テクスチャーマッピングが精細なものになったことも、解像度の低さを感じさせにくい理由だろう。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20100616_374832.html

「美学vs.実利『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」などソニーの内情に詳しい西田宗千佳氏も、解像度の低さを感じなかった驚きを記述しています。
6月21日には、ディジタルメディアプロフェッショナル社が、自身で開発したグラフィックスIPコア「PICA200」のニンテンドー3DS採用を発表。
その驚異的な性能が明らかになっています。

続々と出てくる3DSのスペックなのですが、一方同じく新機種投入が囁かれていたPSP2に関しては、ぱったり情報が途絶えてしまいました。
こちらも発売から6年。当然次世代機の開発は終了している時期です。
どうにかSCE平井社長を捕まえたマスコミからは、なんとも微妙なコメントが発信されています。

平井一夫SCE社長 PSP 裸眼3D追随せず 」
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の平井一夫社長は16日(日本時間17日)、米ロサンゼルスでフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、任天堂が裸眼の3D(3次元)に対応した携帯型ゲーム機を発表したことについて、「社内の研究では携帯型機向けの裸眼3Dは精度が高くなく、現段階では限界がある」と述べ、SCEの携帯型機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」では裸眼3Dに追随しない考えを示し、3Dゲームは据置型の「プレイステーション(PS)3」で展開する考えを強調した。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100618/bsb1006180501000-n1.htm

「E3 2010特別編 SCE平井社長単独インタビュー」
PSPのプラットフォームはすでに全世界で6,100万台を出荷しています。まずはこれをどのように伸ばしていくかに注力せねばなりません。現在がまずは第一、です。
 とはいえ、6年が経過しているプラットフォームである、ということは認識しています。ですから、社内では色々と議論はさせていただいています。ただそれは、PSPに限らず、PS3でも周辺機器でも同様です。常に検討はしています。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20100617_375056.html

うーん。PSPに関しては増やすも何も、2009年2月と2010年2月を比較すると、台数で500万台減らして報告してるのはソニー本人ですからね。
完全にピークアウトし、減ると予想しているものを「伸ばす」と言うのは無理があるかと。
まだ本体価格という懸案事項がありますが、3DSのスタートダッシュは確定的と言っていい状況だけに、早めにPSP2の発表が必要だと思います。年末にはモンハンP3が控えているわけで、新機種投入はこのタイミングしかあり得ないと思うのですが。大丈夫なんでしょうか?
8月のドイツで行われるGamesComで発表があることを期待しましょう。