PS VITAの値下げの確率

8月4日、平井副社長が9月15日に行われる東京ゲームショウの基調講演で、年末発売が予定されるPS VITAの情報を公開することを発表しました。

ソニーPSP上位機種 PlayStation Vita の発売時期について。ソニーが本日明らかにしたところによると、PS Vita は日本国内のみ年内に発売され、米国・欧州市場では来年の投入になるとのこと。Vita は発表当初から「2011年末より順次」販売とされており、できればグローバルで同時にしたいけれど公式には「少なくともひとつのリージョンでは年内発売」を保っていました。
http://japanese.engadget.com/2011/08/04/playstation-vita/

日本のみ年内先行、海外は来年と言う展開になりました。貴重なクリスマス需要を海外でスキップするのは、PSPの市場が事実上日本にしかない状況を踏まえてのことだと思われます。
しかし大きな市場規模があるのは、もちろん欧米です。特に北米の市場の大きさは半端ではありません。そこをVITAはスキップするわけで、世界戦略としては致命的となる可能性もあります。
 

ヴィータは「値下げの必要なし」

平井一夫副社長は4日、記者団に対し、ヴィータは「とてもいい製品で手ごろな価格だ」と述べ、「値下げする必要はない」との考えを示した。

平井副社長は、ヴィータの販売時期について日本は年内、欧米では年明けになることを明らかにしたが、販売台数や専用ソフトなど詳細は公表しなかった。専用ソフトなどは、独ケルンで8月に開かれるゲームイベントや9月の東京ゲームショウで発表する、という。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aZrg_o9.Aetc

平井副社長は、3DSの値下げに対抗して、値下げをする必要はないと回答しました。しかしこれは簡単に結論は出ないでしょう。8月11日以降の3DSの発売がパッとしなければ、このままの価格で発売。もし3DSの値下げが、TGSまでの1ヶ月で劇的な効果を見せれば、対抗値下げという展開になるはずです。つまり8月1ヶ月の3DSの販売動向に大注目ですね。
8月のドイツで行われるGCで海外展開の戦略が発表されるでしょう。ロンチタイトルも確定すると思われます。3DSスマートフォンに対抗するには、やはりソフトの充実です。SCEはしっかりラインナップを整えることが出来るでしょうか?
また、さっぱり発表されない3G対応の月額も知りたいですね。