多摩川でのバーベキュー禁止条例提出へ

11月28日から開かれる狛江市第4回定例会(12月議会)に、多摩川河川敷でのバーベキュー禁止条例が提出されることになりました。

多摩川バーベキュー禁止 狛江市 2万円以下過料も」
多摩川河川敷でのバーベキュー禁止を検討してきた狛江市は、一部区域で禁止とし、違反者に過料を科す「多摩川河川敷の環境を保全する条例」案を、二十八日から始まる定例市議会に提出する。可決されればバーベキューは来年四月から禁止され、違反者には二万円以下の過料が二〇一三年四月から科される。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111127/CK2011112702000018.html

私も何度かやったことがあります。そのときは、ごみを持ち帰りました。またこの河川敷は公共トイレもありますので、用を足すのに基本的に困りません。
調べてみると、この1年くらいから急速にマナー違反者が出たようです。
対岸の神奈川河川敷は500円の有料制になったこと、狛江側は小田急の鉄橋下に大きく張り出していることから日陰があることなどが理由だとか。さらにバーベキュー道具一式食材込みで配達する専門業者の登場が、ゴミ放置の温床となりました。狛江市はゴミ有料化により狛江市専用のゴミ袋を使用しないと、ゴミ収集を行いません。収集が行われないゴミは山となり、悪臭やカラスの繁殖元になります。手ぶらでやってくる利用者が、ゴミだけ持ち帰ることは、まずありえませんから、ゴミ放置が繰り返されることになります。
悪臭や騒音もありますが、まずゴミ問題が大きかったといえるでしょう。
 
今年のゴールデンウイークには、なんと1日3000人も訪れたそうで、市外の人も多く含まれていたようです。指導員や周辺住民の注意に逆ギレする人もいたとか。これでは条例提出も、仕方がありません。
 
可決されれば、罰金刑もあるこの条例。NHKのニュースにも取り上げられ、定例議会中での議論の行方にも注目です。