ポケモンGO大旋風 ソシャゲ蹂躙の未来に悲鳴

アメリカの配信から始まったポケモンGO。任天堂の株価は一時、3万円を超えるところまで高騰し、任天堂の「連結業績に与える影響は限定的」という発表で、今度はストップ安となりました。いやぁ、慌てて買って、コメントで慌てて売った人は、あまり株に向いていないかもしれませんね。
 
任天堂の収益ロードマップを確認しよう

「「ポケモンGOの業績への影響は限定的」 任天堂がコメント発表」
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1607/22/news144.html

まずポケモンGOが任天堂の収益に対して限定的なのは、発売や販売が任天堂株式会社ポケモンでない時点で当然のことです。そしてなによりも、任天堂ソーシャルゲームの位置づけを、3DSなど任天堂ハードへの誘引としていることから変えていません。結論から先に書くと、任天堂が収益回復を見込んでいるのは、今年の11月に発売される、3DSソフト「ポケットモンスター サン&ムーン」なのです。
ポケモンが世に出てから、今年で20年です。さすがに人気も下降線を辿っているわけで、任天堂ポケモンGOによって、ポケモンの新規ユーザー獲得と既存ユーザー回帰を目指していました。その切り札がポケモンGOです。
任天堂の収益回復を見込むなら、11月の「サン&ムーン」でポケモン人気復活を見届ける必要があるわけで、話題だから株を買い、最低限の背景を知らずに慌てて株を売るのは、これから先、大火傷する可能性があるでしょう。目の前の株価に振り回されるのではなく、もうちょっと冷静になった方がいいと思います。
 
■ガチャビジネス終焉か 世界を股にかけたブルーオーシャン
そんなポケモンGOの真価は、ガチャ中心のビジネスモデルを叩き潰しそうなことです。なにしろ日本のソシャゲならお馴染みの「ガチャ」システムが、ポケモンGOには全くありません。

ポケモンGOに殺されるアプリ市場と広告市場」
触ってみました。ポケモンGO。びびりました。冷や汗が止まりません。

このアプリはユーザーにとってはこの上なくハッピーなサービスですが、これまで成長してきたアプリ市場にとっては「毒」だと言えるでしょう。

http://7700.hatenablog.com/entry/2016/07/22/%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3GO%E3%81%AB%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%A8%E5%BA%83%E5%91%8A%E5%B8%82%E5%A0%B4

ポケモンGO、「ガチャ課金」倒せるか」
 「ファミ通」元編集長でカドカワ浜村弘一取締役はポケモンGOについて、ポケモンというIP(知的財産)の強さとゲームの斬新さが海外でのヒットにつながったと指摘する。日本でもヒットが見込めるとしたうえで「日本は収益性の高いガチャ課金一辺倒だったが、ポケモンGOがヒットすれば課金の方向性が変わる可能性がある」と期待する。

 歩きスマホによる転落事故などの懸念も浮上するなか、ポケモンGOがガチャ中心のライバル勢にどこまで対抗できるのか。今後の国内スマホゲーム市場をも占う一大勝負が始まった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD19H4K_S6A720C1000000/

広く薄くを目指したアイテム課金とガチャ課金の一大バトル。今後のソシャゲのビジネスモデルが一変するかもしれません。そしてもうひとつの潮流が、ARビジネスの勃興です。

「『Pokemon GO』がスポンサー付き場所の「スポンサード・ロケーション」を予告」
Financial Timesのインタビューにて、NianticのCEO(最高経営責任者)であるJohn Hanke氏は、アプリ内課金とは別に「スポンサード・ロケーションが新たなビジネスモデルになる」と予告。「仮想マップ内にある場所に足を運んでもらうため、スポンサー料が支払われるだろう」と述べています。
http://japanese.engadget.com/2016/07/13/pokemon-go/

ポケモンGOの叩き台となった「Ingress」にも同じビジネスはあったのですが、なにしろポケモンGOは規模がケタ違いです。

Pokémon GO」、Android版のダウンロード数が5000万を突破。1年で1060億円を稼ぐという試算も」
http://japanese.engadget.com/2016/07/25/pokemon-go-android-5000-1-1060/

Pokemon GO』全世界7,500万DL達成、モバイルゲーム史に残る記録に」
iOS App Store/Google Playでのリリースから19日間で5,000万ダウンロードを超えていたとのこと。これはモバイルゲーム市場史においても記録的な数字であり、『Color Switch』では同DL数の達成に77日間、『Candy Crush Jelly Saga』では112日間を要したと報告されています。
http://www.gamespark.jp/article/2016/07/26/67543.html

既に1億ダウンロードも射程内ですよ。文字通り、世界規模です。
ユーザーの課金だけの収入から、ARを土台にしたスポンサーによる収入へ。ガチャのような射幸心を煽るビジネスモデルよりよっぽど健全な形です。ポケモンGOがいきなり構築しつつある、このARビジネスは競合他社のいない、正に「ブルーオーシャン」の市場です。もちろんまだこれから先、ちゃんと定着するかはわかりませんが、現在公開されているポケモンはたったの150ちょい。シリーズ全体では既に600を超えるポケモンがいる上に、11月には新作が控えています。予定されている「トレード機能」や「個人バトル機能」も未実装です。ポケモンGOはこれからが、本番であります。
 
■グリーの中の人! ネガキャンやってる暇はないぞ!

1:名無し:2016/07/20(水)ID:fBO0pDlBa
リークされて延期はありえないてか意味がわからん、むしろすぐ出す
処罰はされるだろうが
 
2:名無し:2016/07/20(水)ID:???????
>>1
27.110.57.20
都道府県(CF値)東京 ( 59 )
市区町村(CF値)港区 ( 29 )
IPアドレス割当て組織組織名グリー株式会社
上場区分東証一部
 
任天堂の倒し方見つかりました?

何やってんだ、お前らは。
艦隊これくしょん」をパクって「城姫クエスト」作ったけど、泣かず飛ばずだから、思わずやっちゃったってこと?
しょうもないネガキャンやってる暇があったら、パクりじゃないオリジナルゲームを開発したらどうなんでしょうか。
 

「「ポケモンGO」のビジネスモデル──仮想と現実が混じる時代のゲームの稼ぎ方」
現在、ポケストップやジムの場所の設定は、ずいぶん無作為的なやり方で行われている。街に描かれた壁画や彫像、教会や商業施設に至るまで、ただ目印となるものが選ばれているにすぎない。

いまのところ、教会のポケストップは機能的にはピザ屋のポケストップと変わらない。しかし、いずれはこうした状況が変わっていくだろう。「ポケモンGOの将来の可能性を早く見てみたいものです。薬局に行けば自分のポケモンを回復させることができ、ファーストフード店に行けばモンスターの食べ物が手に入るようになるようなね」。ジョーンズは『Quartz』に語っている。
http://wired.jp/2016/07/26/pokemon-go-business/

実際の病院に行けば、ポケモンが回復。提携飲食店に行けば、30分攻撃力を上げる食べ物を取得。なんて未来がやってくるかもしれません。
ARビジネスがゲームと結びつきながら拡大していく、新たな市場が花開こうとしています。
電脳コイルな未来もやっと来そうですね。